本事例は、自動車業界向けの特殊車両のバッテリー端子部品となります。

特徴としては、製品の大部分を占めるテーパー形状が挙げられます。バッテリー端子という製品特性もあり、製品の半分以上はテーパー加工が施されております。また締め付け用に部品自体に六角加工が施されている点も難易度を上げている要因となります。

2点大きな特徴を有した構造であるため、従来はテーパー部、六角部の別々に製造し、後工程で一つに加工する工法で対応されておりました。
しかし、部品が複数になることで歩留まりなどの生産性の低下をもたらす様々な問題が発生してしまいます。この生産性の低さを改善したいとお悩みのところ、当社に御相談を頂きました。

当社からは「2D3B＋転造」による一体化のご提案を実施させていただきました。鍛造に強みを持ち、豊富なVA/VE提案の実績を有する当社にはこのような一体化の提案実績も豊富にございます。テーパー部と六角部の一体化を行うことで生産性が大幅に上昇し、お客様に喜んでいただきました。

「冷間鍛造・VA/VEセンター」を運営する株式会社アライパーツは本事例のように複数の部品に分けて製造をされているような複雑な形状の製造に関しても、一体化によるご提案が可能です。部品の一体化製造でお悩みののお客様がおられました、ぜひ当社にお声かけください！