本事例は、自動車向けの部品です。
特徴としては、加工の要求精度が非常に高い点が挙げられます。
細穴部を切削加工するとC面加工を行った際に淵が盛り上がってしまい、樹脂成型を行う際に接触しきれいに仕上がらないため、量産が難しくなります。
そのため、本事例はR0.2以下・エッジ無き事といった細かな精度要求があり、鍛造化をするという点では非常に難易度の高い案件でした。
また、要求精度であったφ2.6も非常に細い穴であるため、成形難易度が非常に高いです。
本来であれば鍛造で成形することが難しい要求ですが、当社の鍛造技術と工法転換のノウハウを用いることでフォーマーのみで同製品を実現しました。
「冷間鍛造・VA/VEセンター」を運営する株式会社アライパーツは、本事例のように高い要求精度が求められる加工、φ2.6といった細い穴加工等も得意としております(最小φ2.0)。複雑な製品の鍛造化提案も多数実績がございます。コストダウン等でお困りの方は、アライパーツにご相談ください。