本事例は、自動車業界向けのドアの部品となります。

特徴としては、部位によって製品径が大きく変わる点が挙げられます。一番細い部分はφ4mm、太い部分はφ13mmと一つの部品の中で大きくサイズが異なります。

このようにサイズ差の大きい形状の製品は切削加工で製造することが多いのですが、当社は2D3Bと転造を組み合わせた工法をご提案させていただきました。

Φ4mm・13mmの中間程度の径をもつ素材から2D3Bにより、絞りと据え込み加工の両方を行い、成形をしました。このように中間素材径から工法を工夫し、効率的に製造を行う点は圧造工法が得意な分野となります。

切削加工を行わないことで、部材のロスもなくなり、コスト面でもメリットを提供することができました。

「冷間鍛造・VA/VEセンター」を運営する株式会社アライパーツは本事例のように素材径からサイズが大きく変わるような製品に関しても最適なご提案が可能です。切削品のコストダウン・生産性向上でお悩みののお客様がおられましたら、ぜひ当社にお声かけください！