本事例は、車いすのヘッドレスト部分の特殊ネジ部品になります。

サイズはφ15.6×9.9であり、材質は黄銅のC2700になります。

特徴としては、頭部に比べて軸が小さくバランスが悪い点です。また、そのままの形状では連続自動加工によるネジ成形ができない状況でした。

そこでわざとネジ部分を長く圧造することで形状バランスを保ち、連続加工が可能となるよう提案をいたしました（2D3Bと転造による加工）。ポイントとしては、ネジ成形しながら長く打った部分を転造内で切断し図面形状に整えている点になります。

本事例のように、バランスの悪いいびつな形状の製品に関しても、多数実績がございますので設計・工法を工夫した最適なご提案が可能です。

いびつな形状で、連続自動化加工ができないとお困りごとをお抱えのお客様がおられましたら、ぜひ当社にお声かけください。