本事例は、アミューズメント業界向け冷間鍛造パーツです。スロット台の取付カラーとして使用されます。
特徴としては、コイン形状で段穴が空いている点が挙げられます。
コイン形状の外周部のテーパー加工や、段穴加工ならびに貫通穴の細穴のサイズはφ4mmと細く非常に複雑な形状となっています。

本事例のような複雑形状は切削加工とすることが多く、本製品も同様でした。お客様からは、コストが高くつきすぎているため、冷間鍛造によりコストダウンが可能かということで相談を頂きました。

そこで当社からはフォーマーによる鍛造化をご提案させていただきました。
ただし今回、対象製品がコイン形状であるため、フォーマー内での製品搬送に難しさがあります。当社ではコイン形状の鍛造化の実績が多数あり、よくあるトラブルを押さえた金型・治工具選定ならびに成形プロセスにノウハウがあるので実現可能となりました。
結果、切削レス化に成功し、大幅なコストダウンに結びつけました。

「冷間鍛造・VA/VEセンター」を運営する株式会社アライパーツは本事例のように従来切削加工で対応されたいたような複雑な形状を有したカラー部品であっても鍛造化等のVA/VE提案が可能です。切削品のコストダウンでお悩みののお客様がおられましたら、ぜひ当社にお声かけください！