ドアロックの箇所で使用されるシャフトの工法転換・材質変更事例です。
耐食性が求められるということで、材質にSUS304が選定されていた製品でした。
本製品は、ステンレスという材質の特性上、加工率の限界が低く、複数個所で切削追加工が欠かせません。
結果、2次加工を行うことで、高コストな製品となっていました。(従来工法は冷間鍛造+切削2次加工)
当社からは冷間鍛造のみで成形できる様にVA/VE提案を行いました。
使用用途を確認すると、製品には耐食性が求められ、硬度は重視されていませんでした。
そこで、成形性を考慮し鉄を素材として採用し、表面処理で耐食性を付加できないかと考えました。
表面処理には優れた耐食性を持つ、「ニッケル亜鉛合金めっき+コスマー処理」を選定しています。
提案の際、お客様には表面処理メーカーの耐食性試験データをともに提示しています。さらに、耐食性は塩水噴霧試験 白錆・赤錆発生2,000時間以上と抜群の耐食性能を示しております。
結果、本提案を採用いただき、冷間鍛造のみで成形することに成功し、切削2次加工レスを実現しました。トータルで30%のコストダウンに成功しています。
顧客よりシャフトの工法転換・材質変更に関するご相談。
当社が得意とする図面は変わらず、工法のみ変えたVA事例のご提案です。
工法転換・材質変更に関するお困り事がありましたら、冷間鍛造・VA/VEセンターまでお問い合わせください。
冷間鍛造用金型の設計・開発力と、9段式のパーツフォーマーをはじめとする100台超の各種製造設備でお困り事を解決いたします。
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